現代社会では様々な要因でストレスを感じる事も多く、体調不良として現れる自律神経失調症を患っている方は珍しくありません。
特に女性によく見られるケースが多く、はじめは原因不明の体調不良に悩まされる方も沢山いらっしゃいます。
忙しくて病院にも行けないし、といった方におすすめしたいのが、自宅で手軽にすぐにはじめられる音楽療法です。
今回は高ぶった神経をリラックスさせてくれる音楽療法がもたらす力をご紹介致します。
自律神経は体にとってどんな役割をしているの?
簡単に自律神経は何かと説明すると、人間の体の生命わ維持していく為に必要な機能全般をコントロールしてくれています。
呼吸器官、消化器官、体温調節、生殖、免疫の必要不可欠となる機能をはじめ、血管や、全ての内臓をコントロールしています。
自律神経が緊張した状態が続くと、体調不良として現れはじめます。
症状としては、倦怠感、便秘、下痢、頭痛、ほてり、動悸、しびれ等が報告されており、それぞれ人によって違う症状が現れます。
「自律神経失調症」とは昼間活動している時間に活発になる交感神経と、夕方以降リラックスするにつれて活発になる副交感神経のバランスが崩れてしまった事により現れた体調不良で具合が悪くなった場合を指します。
乱れてしまった自律神経に音楽療法が働きかける効果とは?
自律神経のバランスを乱れされる原因となるのは様々な理由がありますが、多くは昼間に受けたストレスや緊張から交感神経の高ぶりが続く事となっています。
昼間に仕事による焦りや、プレッシャーを感じたり、何か大きく怒りを感じる出来事に遭遇すると交感神経が高ぶりホルモンバランスや血流が悪くなっていきます。
こうして高まってしまった交感神経は夜に向けて落ち着かせないと、眠りに障害がでたり、先程あげた体調不良となって現れはじめます。
そんな時に音楽療法を用いると、自宅で簡単にリラックス効果が期待できるのです。
音楽を聴きながら1日のストレスと向き合い心の中をリセットすると、リラックスする際に現れる副交感神経が活発になってきます。
音楽療法ってどんな風に音楽を聴くの?おすすめの音楽はどんなもの?
リラックスする事が主な目的となるので、自宅に帰った際や、お風呂に入った後、寝る前などあなたが最もリラックス出来るタイミングで音楽を流すのが効果的です。
落ち込んだ気分を一新する気分転換にも最適です。
毎日行うのが難しいという方は、例え週に一日行うだけでも効果はわずかですが得られます。
リラックスが目的なのであまりアップテンポな曲や激しい曲調のものは音楽療法に向きません。
むしろ興奮により交感神経が活発になってしまいます。
出来ればヒーリング音楽が望ましく、医師による監修の自律神経に向けたCDも沢山ありますので、お気に入りの一枚を探してください。
クラッシック界ではモーツァルトの曲が4000ヘルツの周波数が多く含まれており、この数値は人間の耳に最もよく入る周波数となっています。
これにより副交感神経が活発となり、ストレスホルモンも減少したという実験データもあります。