自律神経の状態がおかしくなってしまっているために普段からイライラして落ち着かなかったり、夜に眠れなくなってしまったりする人も増えています。
何か適当な飲み物を飲むだけで自律神経を整えることができたら良いのにと思う人もいるでしょう。
この記事では自律神経を整えるのに役立つ飲み物を三種類に分けて紹介します。
普段から気軽に飲める好みのものがあるか、どんな作用をもたらしてくれるのかについて確認してみて下さい。
伝統的なハーブティーを活用しよう
リラックスできるハーブティーというのは昔からよく知られています。
自律神経が異常活動を起こしてしまっている状態が一般的なストレスを受けている状態なので、これとは逆の作用を示してくれるような飲み物が適していると考えられるでしょう。
ハーブティーにも様々な種類がありますが、リラックス効果があるとされるハーブには副交感神経系を活性化させる作用があるものが多くなっています。
ストレスは交感神経系を活性化させてしまうのが特徴で、それとほぼ逆の作用を示す副交感神経系が活性化されるとバランスが取れるのです。
カモミールティーやジャスミンティーがこのような作用を示す典型的なハーブティーです。
どちらも交感神経系の活動を抑える効果も示すため、ストレスによって乱れてしまった自律神経の活動を整えるのに適しています。
毎日のティータイムにこのようなハーブティーを取り入れることできっと健康を維持邁進していくことができるでしょう。
野菜や果物のジュースを飲んでみよう
ジュースを飲めば自律神経が整えられるというのなら嬉しいという人もいるでしょう。
実はジュースによく用いられている野菜や果物の中には自律神経の活動を正常化させるのに寄与すると考えられている物質が豊富に含まれているものがあります。
典型的なのがトマトで、トマトジュースに含まれているリコピンは強い抗酸化作用で神経を保護してくれるのが特徴です。
自律神経の老化を防ぎ、いつも正常な活動を行えるようにしてくれると期待できるでしょう。
一方、バナナも自律神経を整えるのに貢献する必須アミノ酸であるトリプトファンが豊富に含んでいます。
トリプトファンは体内でセロトニンと呼ばれている神経伝達物質の一つに変換されるのが特徴です。
セロトニンは幸福感や快感を感じるために必要な神経伝達物質で、不足していると睡眠の質も低下することが知られています。
そのため、バナナジュースを習慣的に飲むようにすると生活を通して喜びを感じることが増えていき、睡眠も十分にとれるようになって、心身が健全な状態を保てるようになると考えられるのです。
腸内環境を整える飲み物を選ぼう
腸と脳は密接に関係していることが知られていて、自律神経の活動が乱れている原因が腸の状態が悪いことという場合もあります。
腸内環境を改善することによって脳と腸の間のコミュニケーションがうまくいくようになると自律神経を整えることができるでしょう。
このような飲み物として代表的なのが飲むヨーグルトです。
ヨーグルトに含まれている乳酸菌は腸内環境を改善するのに貢献する代表的な腸内細菌で、腸に届きやすくした乳酸菌入りの飲むヨーグルトも増えてきて好みのものを選びやすくなっています。
オリゴ糖との相性が良いので、オリゴ糖で甘みを付けて飲みやすくしている飲むヨーグルトを選ぶのが良いでしょう。
また、甘酒も腸内環境を整えるのに良いとされている飲み物です。
麹が豊富に含まれていることに加え、発酵する過程で生産されたオリゴ糖が豊富に含まれています。
酒粕を使った甘酒でも米麹を発酵させて作る甘酒でも同じように効果を期待することが可能です。