自律神経失調症って1度は聞いたことがあると思います。
簡単にいうと検査をしてもとくに異常が見つからないのに、体には様々な症状が出る病気です。
特に年齢・性別など関係なく起こりうるものであり、これという典型的な症状がないのも特徴です。
しかし、いくつか分かっていることがあり、自律神経失調症になりやすい人つまり、「なりやすい体質」があるということです。
そこで今回、どんな人がなりやすいかをご説明していきたいと思います。
他の人と比べてストレスに弱い体質である
ストレスは生きている以上誰しものが抱えているものですが、その中でも「ストレスに強い人」と「ストレスに弱い人」がいます。
その違いは何のか?それは一言で言うと「自分の中で気持ちの切り替えが上手か否か」にあると思われます。
しかし、生まれつき自律神経が過敏という方もいるので一概には言えませんが、生きていくうえで様々なストレスに直面したときに、感情の処理がうまく行うことができれば、いわゆる「ストレス解消」ができているということです。
そうでない場合がドンドン自分を責め、相手の一言一言に傷つき、その蓄積によって自律神経失調症を引き起こしていしまいます。
自分では気づいていない場合が多いのでやっかいです。
うまく気持ちの切り替えを行えれば、体調不良までには至ることはありません。
生活習慣の乱れが著しい人は注意
これは今の生活習慣というより、子供の頃からの悪い生活習慣が影響している可能性もあります。
例えば、小さい頃から日常的に夜型の生活を送っていたりすると生活リズムって不規則になりますよね?
そのリズムに慣れてしまったことによって、長年の体内時計がくるってしまい結果として自律神経の乱れに繋がるということです。
基本的に人間は朝から太陽の光を浴びて一日の始まりを迎え、日没後に就寝するという生活リズムが規則正しい生活生活と言えます。
しかし、この生活が極端に乱れてしまうと、体内のバランスが崩れて様々な体の不調に加え、自立神経にも影響してしまいます。
長年の蓄積ってとても体にとって害なのです。
もし、思い当たるのであれば可能な範囲で正しい生活リズムに直す必要があります。
環境の変化に敏感に反応してしまう場合
環境の変化ってそこまで自分自身は「ストレス」って感じていなくても、体の中では「かなりのストレス」になっていることが多いのです。
例えば転職や引っ越し、身内の死などでしょうか。
仕事の場合、環境の変化の中でも「人間関係」で過剰反応を示してしまったりすると、元々人づきあいが苦手な人にとってはかなりの負担になります。
そういった非日常的な体験が繰り返し起これば、自律神経が乱れてしまうのは言うまでもありません。
もともとストレスに強い方でも、環境の変化が頻繁に起こるとなれば体が変化についていけず、敏感に反応してしまいます。
環境の変化は仕方ない場合が多いですが、うまく自分自身と向きあって、感情の処理をその都度消化していく必要があるでしょう。